終活を始める時期について
終活全般
最近、マスコミなどで目や耳にすることが多くなった「終活」ですが、終活を何歳くらいから始めるたらいいのか、タイミングが分からないという方が多いようです。
そんな皆様のために、今回は「終活を始める年齢はいつが良いのか」について、解説したいと思います。
「終活を始める最適なタイミングは〇歳です」という明確な答えはありません。
しかし、実際に終活を自分のこととして意識するタイミングとしては、定年退職時や子育てが一段落した60歳前後が一番多いと言われております。
終活をおこなう内容としては、自分の持ち物や財産の整理する生前整理や、葬儀の内容を決めたりお墓の準備をしたりなど、やることが多岐にわたります。
70歳過ぎの高齢になってから終活を始めるのは、気力や体力の面でも大変です。
そのために、なるべく若いうち、遅くても60代前半までの体力と気力の充実しているうちに無理のない程度で終活を少しずつ始めておくことをおススメします。
終活をすることで、葬儀やお墓などに実際にかかる費用などを把握することができるため、老後の資金計画が明確になります。
また、終活の一環として、これまでの人生の思い出や、ご家族や友人との関係などを整理していく上で、自分の人生とじっくり向き合うことができるため、改めて残りの人生をより充実したものにするための準備となります。
いつか必ず訪れる死と真摯に向き合い、自分らしい最後を迎えるにはどのようにすればよいかを考えることが、終活として大切なことです。
終活を始める時期に、早過ぎるということはありません。
まだまだ続く未来を考え、今後の人生設計を自分らしくするためにも、早めに準備することで満足できる終活をおこなうことができます。
終活で大切なことは、まずは実際に「始めてみる」ことです。
死は予測もできず突然訪れるかも知れません。
もし、終活として死について何も準備していなかったら、資産や生活用品の整理や相続問題の解決、葬儀やお墓の手配など、遺されたご家族に大きな負担を掛けてしまいます。
いざ、死に直面した時に、「ああしておけば良かった」や「家族へご自身の想いが伝えられなかった」などと後悔しないように、思い立ったその時に、終活を始めてみてはいかがでしょうか?