子どもがいない方の終活について

終活全般

 団塊の世代の子供たちが40代の後半となり、出産期の女性人口が単純に減少したことと、1人の女性が生涯に出産する子どもの数も減少を続けていることで、最近、お子様がいらっしゃらないご夫婦の数も増加しております。

そこで今回は、「子供がいない方の終活」はどのようなことをやればいいのかなどについて考えてみたいと思います。

「子どもがいない方」でも、『ご夫婦でいない』場合と『生涯独身でいない』場合では、若干環境は違ってきますが、ご夫婦の場合でも配偶者に先立たれると結局最後はお一人になってしまいますので、「子どもがいない方の終活」は、「ご夫婦」でも「独身」でも基本はほとんど同じです。

 まずは、終活としてどのようなことをすればいいのか、簡単にご紹介させていただきます。 

エンディングノートの作成
・あなたについてや、連絡先、医療面(延命措置や検体など)、介護の方法、葬儀やお墓についての希望、財産がどこにどれくらいあるのかなどを記載して、保管しておきましょう。

言書を作る
・身寄りがない人がお亡くなりになり、財産を相続する方がいない場合は財産は国のものとなります。もし、財産を相続させたい方がいらっしゃる場合は、しっかり遺言書に残しておきましょう。

前整理をしましょう
・身の周りの物や資産など不要なものは整理して処分をしておきましょう。

老後のお金・生活費の確保をしましょう
・老後の生活は年金だけで足りるかなど試算し、足りないようでしたら早めに貯蓄しておくことが大切です。

老後の住まいの確保
・終の棲家の選定(自宅や介護施設)自宅の場合は、バリアフリー対応をしておきましょう。

自分のお墓の準備
・ご自身が入るお墓を準備しましょう。
※ご納骨後に、お墓の管理や供養などの心配が無い「永代供養のお墓」を選ばれることをおススメします。

葬儀についても決めておきましょう
・葬儀についての希望があれば明確にしておきましょう。(葬儀の生前予約をしておき、費用も確保しておくとベストです)


老後の介護の準備をしておきましょう
・万が一、介護が必要になった時を想定して「どのように介護をして欲しいか」に希望を明確にしておきましょう。

見守りサービスの導入
・安全と孤独死を防ぐために、定期的に安全確認を行ってくれる見守りサービスの利用を検討してみましょう。

ご自身の資産管理・相続対策
・ご自身が認知症になった場合の資産管理や、突然お亡くなりになった場合の資産の処分を誰にお願いするのか、決めておきましょう。

終末期の医療について決めておきましょう
・突然死に直面するような病気になった時のために、延命治療の有無や検体の希望などを決めて、明確に意思表示をしておきましょう。

老後ために体作りをしましょう
・老後の一人暮らしは体力が必要ですので、常に健康を意識して、早いうちから体作りに励みましょう。

老後の生き甲斐を見つけましょう
・老後は長いです。急に趣味や生き甲斐をみつけるのは大変ですので、定年後の生き甲斐を早めに見つけておきましょう。

任意後見人制度を利用する
・将来、認知症等で判断能力が不十分な状態になった場合に備えて、財産管理や身の回り支援のことを代理人に委任できる「任意後見人制度」の利用も検討しておきましょう。

死後事務委任契約を利用する
ご自身がお亡くなりになった後の様々な事務的な手続きを、生前にあらかじめ信頼できる人を見つけて、依頼しておくことができる「死後事務委任契約」の制度の利用も検討しておきましょう。

 子どもがいない方の終活は、孤独死のリスクを減らすことと、万が一の時に周りの方に出来るだけ迷惑が掛からないように備えておくことが大切です。

 しかし終活とは、ただ単純に亡くなった後に対する備えだけでなく、最期を迎えるときまで幸せで豊かな生活をおくるための活動でもあります。
まだ健康なうちに少しずつ終活をすすめて、快適な老後生活を楽しみましょう。

 今回は、「子供がいない方」はどのような終活をしたらいいのか、について解説させていただきました。
皆さまの終活のお役に立てましたら幸いです。
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