終活に関連する「終活全般、お墓・墓地・霊園、葬儀、相続・遺言、生前整理、仏壇・仏具、介護、住宅リフォーム、保険、旅行ほか」について、知りたいことや疑問に思うことなどを、質問形式で解説します。

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「墓地・霊園」のご質問と回答 | 終活に関連することについて質問形式で解説します

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墓地・霊園 の質問

男性75歳、東京都府中市在住 さんからの質問 墓地・霊園 お墓の継承者がいない人のお墓選びは、どうしたらいいのでしょうか?

 今年75歳になるものです。私ども夫婦には子供がいなく、田舎の親族とも交流がほとんどないため入るお墓もないです。 そろそろ「亡くなったら入るお墓を準備しなければ」と思い、最近よく妻とお墓の話しをしているのですが、お墓の跡をとる人がいない場合は、どのようなお墓を選んだら良いのかよく分かりません。アドバイスいただけると助かります。

回答: 子供がいないご夫婦や生涯独身の方などお墓を継承する人がいない方の、お墓の選択肢として最初に挙げられるのが「永代供養のお墓」です。

「永代供養墓」とは、将来お墓を管理する人がいなくても、ご家族や親族に代わって寺院や霊園、納骨堂などがご遺骨を預かり、永代に渡り責任をもって供養や管理をしてくれるお墓のことです。

納骨方法は、合葬墓や共同墓のように最初から合祀される方法と、最初の一定期間は個別で供養して、その後に合祀にして供養する方法が一般的です。

なお、永代供養墓の「永代」とは、「未来永劫」という意味ではなく、遺骨の個別の安置期間に一定の期限が設けられていることがほとんどです。
一定期間が過ぎると墓などの個別スペースからご遺骨が取り出され、他人のご遺骨と一緒(合祀)されます。

個別で供養してくれるの期間もさまざまで、三十三回忌までを期限とされるところが多いようですが、十七回忌から五十回忌までかなり幅があり、期限などの詳細については、事前にお墓の管理者に確認するようにしましょう。

お墓参りは自由にできますし、将来お参りする人がいなくなっても、無縁仏・無縁墓になる心配はありません。
また、お墓の定期的な供養や、草むしりや掃除などといった管理や維持を、寺院や霊園に任せられますし、基本的に費用もかかりません。

永代供養墓は、遺骨の有無に関係なく生前に申込みができるため、最近、特に需要が高まっております。

なお、お墓の承継者がいない方の間で、ご遺骨をお墓に納骨するという方法ではなく、「自然の中に(ご遺骨を)還す」と考える方が増えており、そこで需要が高まっているのが、「散骨葬」です。
散骨する場所は海洋上が多く、ご遺骨は自然に還すため、お墓の負担は全くかからないのが散骨葬を希望される方が増えている要因のようです。

また、散骨葬ともに、近年になって広まりをみせているのが「樹木葬」です。
樹木葬とは、樹木の根元にご遺骨を納骨する供養方法で、こちらも散骨葬と同じように、「自然の中に還りたい」と願う方や、遺されるご家族の負担を軽くしたいという方や、お墓の継承者がいないという方に向いている供養方法です。

以上が、お墓の承継者がいらっしゃらない方に向いているお墓です。
ぜひ、今回ご紹介した「永代供養墓」や「散骨葬」、「樹木葬」などの利用について、じっくり検討されることをおススメします。

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