遺品整理
「遺品整理」とは、亡くなった故人が残した物品(遺品)を、死後に整理することを言います。
別の呼び方で、「遺品処理」や「遺品処分」とも言うようです。
なお、遺品整理に対し亡くなる前に物品を整理することを「生前整理」と呼びます。
遺品整理の遺品とは、不動産以外の品物のことを指し、故人が生活をしていた場所に遺された、生前に使用していた生活雑貨や衣類、家具や電化製品などの家財道具や貴重品ほか、故人のコレクションなどどちらかというと財産価値の薄いものをいう場合が多いようです。
遺品整理は基本的に遺族が行いますが、財産に関わる物品の処分には手続きが必要なものもあるりますので注意しましょう。
処分に手続きが必要なもの
処分に手続きが必要なものは、主に下記になります。
- 現金
- 預貯金(通帳・キャッシュカード)
- 有価証券(株券・債権)
- クレジットカード
- 保険証
- マイナンバーカード(マイナンバー通知書)
- 印鑑(実印・銀行印)
- 保険証券
- 不動産証券(権利書)
- 美術品(骨董品)や貴金属類など
- 病院や介護施設などの領収書(医療費)
遺品整理をする時期に特定の決まりはありませんが、四十九日が過ぎて気持ちの整理がついた頃に行う方が多いようです。
※書類関係によっては期限の定められた書類もあるので注意が必要です。
自治体への連絡や関係書類の提出、不動産関係の手続きや医療保険への連絡・手続きなど、重要な手続きに関しては最優先で行うように心がけましょう。
なお、遺品整理をする場合は、相続問題などデリケートな面がありますので、一人で行おうとせずに相続人が全員で行うようにしましょう。