納骨塔

納骨塔

「納骨塔」とは、亡くなった方の供養のために建てた、素材が石でできた石塔(記念碑)の下に、ご遺骨をご遺骨を埋葬する、合祀タイプの永代供養墓の一つです。

納骨塔と呼ばれておりますが、石塔タイプのものだけではなく、近年では背の高い納骨堂(建物)を「納骨塔」と呼ぶものも増えてきているようです。

納骨塔の構造は、一般的には、地上に像や塔・石碑などが建っており、その地下(又は半地下)にご遺骨を納める納骨室があります。

納骨塔は、基本的に合祀納骨が一般的で、その納骨方法は、納骨塔の下に、他の家族の方と一緒に合祀するタイプか、ご遺骨を骨壺に入れたまま地下の納骨壇に納めるタイプがあるようです。

亡くなった方の供養のために建てる石塔のことを「供養塔」と呼びます。
供養塔のタイプはひとつではなく、五輪塔や宝篋印塔などが多いようです。

五輪塔

五輪塔は、インドが発祥と言われており、下段から順に、地・水・火・風・空の5つの象徴を表すといわれています。
下から、方形と円形、三角形と半月形、宝珠形といった形状の石材が積み重ねられて形成されております。

宝篋印塔(ほうきょういんとう)

宝篋印塔も五輪塔と同じくインドから伝わったとされております。
下から、台座部分の基壇・基礎、本体部分の塔身、屋根のような形状の笠、その上に相輪と積み上げられて作られております。

あと、供養塔としてもう一つ「石塔婆」と呼ばれるものがあります。

石塔婆は、南北朝・室町時代から17世紀初頭にかけて造られた供養塔の一種で、正式名称は「板石塔婆」となります。
板状に加工された石碑の形状をしており、その石材に梵字や被供養者の名前、供養の年月日、供養の内容などを彫刻して作られます。

納骨塔で供養する場合は、基本的に最初から他の方のご遺骨と一緒に合祀されますので、後で個別にご遺骨を取り出すことは不可能となってしまいます。 ご利用をお考えの場合は、注意が必要です。