送骨

送骨

「送骨」とは、単純にご遺骨を送ることだけでなく、供養していただける寺院や霊園へご遺骨を「ゆうパック」などの配達サービスを利用して送り、立ち会うことなく納骨してもらう新しい供養方法のことを言います。

送骨は、墓地・納骨堂にご遺骨を送る行為なので、法律的にもなんの問題はありません。

送骨する場合、ヤマト運輸や佐川急便などの配送業者は「ご遺骨を紛失した場合の責任が取れない」という理由で遺骨の配達を拒否しているため、「運搬に適した状態であればご遺骨でも拒絶はしない」としている、日本郵便のゆうパックが利用されております。

遺骨を送る際は、骨壷は四角い木箱に入れて、まわりを「新聞紙、エアパッキン、タオル、布類など」のクッション性のある緩衝材で保護しダンボール箱に入れ、通常のゆうパックと同じように送ります。

送骨をする際の流れは、下記のようになります。

送骨の流れ

1、送骨の申込み
送骨を受付けているお寺や会社、NPO法人などに送骨の申込みをします。
2、ご遺骨の梱包セット受取り・代金支払い
通常は、申込みされた送骨先から、「送骨パックや送骨梱包キット」などと呼ばれる、送骨の梱包に必要な梱包・送付に必要なもの一式が送られてきます。
その際、受け取り時に代金引換となっており、その支払いにより送骨代金を支払うケースが多いようです。
3、ご遺骨の梱包・発送
送骨の梱包セットを受けりましたら、ご遺骨が入っている骨壺を緩衝材でしっかり保護して、四角い木箱に納めます。
その木箱を、キットに入っていた埋火葬許可証や、納骨申込書や本人確認書類などの必要な書類と一緒にダンボールに入れて、同封されてきた送り状を貼り発送します。
4、納骨・供養
送骨したご遺骨が、寺院や納骨堂に到着すると通常は連絡が来ます。
送骨は、ほとんどの場合永代供養墓の形をとっているので、寺院や納骨堂では、ご遺骨が到着すると永代供養墓などの納骨スペースに納骨して、永代に渡り供養されます。

送骨により納骨した後に、納骨先の寺院や納骨堂にお参りすることも可能です。

送骨の費用は、20,000円~750,000円(個別埋葬、墓石付)となっており、納骨先と納骨スタイルで費用は異なります。