生前整理をしましょう

終活でやるべきこととして、次に挙げられるのは「生前整理をする」です。

生前整理とは、自分が他界した後に遺された方(ご家族など)が、遺品の整理で苦労したり、相続問題や自宅問題などで困ったり争ったりしないよう、生前中に財産や住空間などで不要なものを整理することです。

生前整理には、次のようなメリットがあります。

<メリット1>
死後に、遺された家族が行う遺品整理の負担が軽くなります。
<メリット2>
生前に不要な財産などを処分することで、遺された家族の相続争いを回避できる確率が上がります。
<メリット3>
身の回りの物を整理・処分することで、自分の人生を振り返り、残された人生でしておきたい事が明確になってきます。

『生前整理』は、決してネガティブなものでなく、残された時間を有意義に過ごすために、本当に大切なものを確認し、尊重することなのです。

『生前整理』で家の中の物を整理するには労力・体力が必要なことと、財産の整理(相続や分配)に悩んだりして気力も必要となってきますので、生前整理は、まだ体力・気力のあるうちに、無理せず時間をかけてゆっくり行うことが大切となってきます。

また、『生前整理』の作業は1人でやることもありますが、家族や業者に頼むとスムーズに整理することができます。

なお、生前整理の対象は、不用品や財産などだけではなく、デジタル遺品(パソコン・スマートフォンのデータ、SNSのアカウント、電子口座など)や、人間関係もその対象となります。
遺される家族と共通の知人など、今後も関係が必要だと判断した人は残し、今後付き合う必要がないと判断した相手と縁を切っておけば、後々人間関係で余計なトラブルも起こりにくくなりますし、不要な交友費の削減にも繋がります。
しかし、切り過ぎると後から人間関係をやり直すことが難しので、人間関係の整理は物品の整理以上に慎重に行うことが大切です。

終活で必要な「生前整理」のやり方などについては、【生前整理】の詳細ページにて解説していますので、こちらをご覧ください。
⇒ 生前整理について

終活でやっておきたいのこと、次は、お墓の準備です。