葬儀の備えをする

終活でやることの一つとして、お墓の準備の次にやっておきたいのが「葬儀の備え」です。


終活でやることの一つとして、お墓の準備の次にやっておきたいのが「葬儀の備え」です。

あなたが突然お亡くなりになられたとき、葬儀や葬儀の前後の準備は、遺されたご家族にとって心身ともに大きな負担となってしまいます。

例えば、病院で最期を迎えた場合、故人を病院から自宅、または安置施設などに搬送する必要があります。
病院の場合、安置できる時間はおよそ3時間程度と限られており、短時間のうちに安置場所を決めて速やかに搬送する必要があります。
この時、葬儀業者に依頼をするのが一般的ですが、ご遺族側で葬儀業者の指定がない場合は、病院が紹介する葬儀業者が行うことになります。
しかし、希望する内容と大きく異なったり、費用が予想以上にかかったりとトラブルになることが少なくありません。

ほかにも、葬儀自体の事や葬儀の前後の必要事項について、事前に準備したり希望をご家族に伝えておかないと、残されたご家族は、短期間で非常に多くのことを選択・決定しなければならず、ドタバタの中で葬儀を行うことになってしまいますので、残されたご家族のためにも、葬儀の事前準備は大切です。

なお、ご自身が希望する葬儀の形式や規模、参列して欲しい人のリストなどを生前に決めておき、エンディングノートなどに記載しておくだけで、遺されたご遺族の葬儀の負担が大幅に軽減されます。

また、最近では、生前の元気なうちにご自身で葬儀を契約される、生前契約(予約)をされる方が増えているようです。

葬儀を生前契約(予約)しておくことで、本人の希望通りの葬儀をすることができますし、遺されるご家族の葬儀に関する負担を大幅に軽減することができます。
また、時間が限られているわけではないので、葬儀の内容や費用面などじっくり検討することが可能となります。

なお、生前契約で葬儀会社に葬儀費用を前払いする場合は、万が一の葬儀会社の破綻リスクを回避するために、自分がお亡くなりになった後に、葬儀費用を自動的に支払ってくれる「葬儀信託(葬祭信託)」というサービスがありますので、そちらを利用することをおススメします。

終活でやるべき「葬儀の準備」のやり方や葬儀については、【葬儀について】のページにて解説しておりますので、こちらをご覧ください。
⇒ 葬儀について

次に、終活でやっておきたいことは「介護や医療の計画を事前に決める」です。